おうちボードゲーム会に参加してきました(2013年11月17日開催)
わたしのおうちではなく、友人のZYOKO夫妻宅でボードゲームをしてきました。
参加者はZYOKO、puniko、Tetsuo、あらいさん、れらしうさん、ryuzensさん、わたし、計7人。
以下は、遊んだゲームの一部を紹介。今回は携帯電話の電源が切れそうだったので、写真少なめ。
・ダンジョンオブマンダム
服を脱いでダンジョンに潜る紳士的なゲーム。
プレイヤーは自分の手番でモンスターカードを引くか、降りるかを選択する。
モンスターカードを引いたら、
- ダンジョンに埋める
- ダンジョンに埋めずに廃棄する。また、装備品を1つ減らす
のいずれかを選ぶ。
ダンジョンと装備品は全員共通なので、手番が進めば進むほどダンジョンは強化され、勇者は裸に近づいていく。
ダンジョンへの挑戦者が一人だけになったら、冒険開始。
無事ダンジョンを攻略できれば勝利点を、攻略できなければ脱落点を得る。
要はチキンレースのゲームで、ムーン&フェドゥッティの『インカの黄金』と同じような感覚で遊ぶことができる(ダンジョンクエストの上位互換ととらえるのはさすがに失礼だろうか。ダンジョンオブマンダムに)。
ダンジョンオブマンダムの良い所は、ルールがすっきりしていて、システムに係る“処理”が少ない点だろう。インカの黄金は素晴らしいゲームだが、得点トークンの配分は意外と面倒な作業だ。ただし、初プレイ時の見通しはルール程には明確ではない。プレイ人数が四人までと、パーティーゲームにしては少ないこともマイナスである。
個人的にはインカの黄金の方をより評価するが、これはこれで優れた軽量級ゲームだと思う。
・ルーム25
映画『キューブ』のように、チームで閉鎖空間からの脱出に挑戦するゲーム。
閉鎖空間は25個の部屋から成り、最初は中央の部屋を除きどの部屋が安全で、どの部屋が危険なのか、不明な状態で始まる。
プレイヤーは毎ターン、四種類の行動タイルから二つを選び、スタートプレイヤーから順番に公開し、行動を処理していく。「確認」アクションはリスクなく隣の部屋を見ることができるが、実行したプレイヤーしか見ることができない。「移動」アクションはタイルを裏返して部屋の正体を明らかにできるが、リスクを伴う。その他に、部屋の並びを動かすアクションや、同じ部屋のプレイヤーを隣室に押し出すアクションなどがある。既定時間内に脱出部屋に行き、脱出条件を満たせばクリアとなる。
ただし、今回遊んだのはプレイヤーの中に裏切り者がいる(かも知れない)疑心暗鬼モード。他のプレイヤーをどこまで信じればいいのかと疑いながらアクションを選択するのが楽しかった。何というか、このテーマが好きな人なら、割と期待通りに楽しむことができるに違いないと思う。
残念ながら一か所、ルール間違いがあったので、また機会を見つけて遊びたい。
・テレストレーション
一言で言うなら伝言ゲーム。ただし、「お題」→「絵」→「お題(推測)」→「絵」→「お題(推測)」・・・という風に「文字」と「絵」を替りばんこに使用する伝言ゲームだ。
さて、友人にはよく知られた事実なのだが、わたしは絵を描くのが下手である。
上手になりたいとも思わないし、あまり積極的に絵を描きたいとも思わない。
ところが絵を描くゲームは大好きなのである。
何故か。
絵を描くゲームは大抵において、絵で何かを伝えることを目的としている。
絵が下手な人間の描く絵には、欠落がある。
書いた本人に具体的なことはわからないのだが、何かしらの欠落があるのである。
それ故に下手な絵描きは、知恵を絞らねばならない。
この限られた手段で、いかにして自分の思いを伝えれば良いか、と。
聡明な読者諸兄はもうお気づきのことであろう。
これは推理小説におけるダイイングメッセージととてもよく似た構造であると!
わたしはだから、この手のお絵かきゲームで遊ぶときに、きちんとした絵を描くことよりもむしろ『手がかり』を残すことに腐心する。
迷いのない筆致と、大胆な記号化が、お絵かきゲームは謎解きゲームへと進化させるのである!
そんなわけで一般的な感性で描かれた「フグ」
わたしの描いた「フグ」
わたしの描いた「双子」
上家と下家とTetsuoからすごく怒られました。
・ダンジョンクエスト
punikoがやりたいと言っていたので、今年四回目のダンジョンクエスト。
punikoに加えて、れらしうさんとryuzensさん、それに魔王であるわたし自身も勇者として参戦。
しゅぴーるですやーれす。
何となくわたしと言えばダンジョンクエストという向きもあるようだけど、勇者として遊んだのは結構久しぶり。
そして再確認。やー、これ、ほんとひどい。
しょっぱなから落とし戸の罠で足止めを食らうれらしうさん。
しょっぱなから袋小路になってカタコンベに潜ることになったわたし。
しょっぱなから回転部屋でスタート地点に帰れなくなったpuniko。
唯一順調に探索していたryuzensさんはみんな大好き振り子の罠で即死。
腹かかえて笑ったけどね……
はい。
なお、今回は奇跡的に生還者が二人出ました。
ひとりはれらしうさんで、スコアは200円ちょい。
もうひとりはわたし(魔王の面目躍如!)で、スコアは4010円。
カタコンベでダイヤモンドを拾ったのは僥倖でした。なお、punikoは時間切れでドラゴンに焼き殺された模様。
本当にひどいゲームというかゲームですらないと思うけど、充実感はあるんだよね……腹立たしい。
その他『キャメロットを覆う影』、『見滝原は狭すぎて』、『アンドールの伝説』などで遊びました。
『キャメロットを覆う影』は噂に違わぬ傑作でしたし、れらしうさん作の『見滝原は狭すぎて』も良い具合に悩ましゲーでした。
わたしが持ち込んだ『アンドールの伝説』もまぁまぁ楽しめてもらえたかな?
ZYOKO夫妻はじめ、一緒に遊んでくださったみなさん、改めてありがとうございました!