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ボードゲーム会魔王の告知ブログです。

ミスボド行ってきました(2013年7月27日開催)〜駿河のイングランド編

 
ボードゲーム「ミスボド」〜16品の殺人メニューに参加してきました。
以下、遊んだゲームを紹介(長文注意)。魔王再臨編で割と力を使い果たした感あるので簡単に(笑)。

 
・Winter Tails

おとぎ話と夢のふるさと・ウィンタータウンに終わることのない冬の夜をもたらそうとする冬陣営と、その圧政から街を開放しようと試みる春陣営の戦いの物語を紡いでいくゲーム(参考リンク)。



プレイヤーは抽象的な絵が描かれた手札を出しながら、物語を紡いでいくのですが、面白いのは『他人の紡いだ物語に続けて物語を紡ぐ』状況が頻繁に発生すること。

例えば冬陣営が「水を張った落とし穴を通り道に仕掛けます」と言ったのに対して、春陣営が「木を切り倒して落とし穴の上に橋をかけました」と言い、さらに冬陣営が「しかし木はくさっていたので落ちてしまいました」と応じ、春陣営が「ロープを使って脱出しました」と切り返す、と言ったように。

絵が抽象的で、勝敗が出せたカードの枚数で決まるため割と言ったもん勝ちなところはありますが、そのおかげで結構気楽に遊べます。ただ、あんまり調子に乗ってカードを出し過ぎると最終決戦でカード不足になることも。意外とリソース管理が大事。この辺りはむしろゲームとして未熟な部分かも、と思ったりもしたけど、設定とボードはバツグンにかっこいいです。

今回は白ウサギの工廠で自らを魔法少女(世界改変後)に変身させた狼男と、若返ってムキムキマッチョになったドロシーが殴り合うも、カードの枚数差により冬陣営が勝利。どういう物語だ。



・オアシス

カードの取得方法がとてもユニークなアラン・ムーンの陣取りゲーム。
G2さんのリクエストで今回も卓を立てました。

毎手番地位の高い人間からカードを取得していくこのゲーム、4名で遊ぶと3位、4位のプレイヤーの選択肢はほとんどありません。なので序列2位を取れるかどうかがかなり重要になってきます。ボードには割と余裕がある分、序列争いが熾烈になる感じですかね。

とは言え今回は全員がゲーム慣れしたプレイヤーだったためか、盤上でもガンガンぶつかり合っていましたが(笑)。

個人的には5人で遊んだ方が適度に緩くて楽しいかなとも思いましたが、4人プレイにも4人プレイの味わいがありますね。傑作です。



ケルト

作者のクニツィアさんから「(リメイク元の)ロストシティの方が好き」と言われた切ないゲームですが、特殊タイルの効果が楽しいのでわたしはこちらの方が好きです。



とってもシンプルで所要時間も30分とお手軽なのですが、開始数ターンで全プレイヤーが重苦しい表情になります。
パスしたい。でも、これを捨てたらあの人が喜ぶし……うーん……。
これぞクニツィアな悩ましゲーです。緑を基調とした綺麗な盤面も魅力的。


・ダンジョンクエス

→駿河の魔王再臨編参照


レジスタンス:アヴァロン

人狼の亜種ですが、わたしは脱落がないのでこのレジスタンス:アヴァロンの方が好きです。人狼でいう占い師にあたるマーリンが、狼にあたるモードレットの配下の正体を知っている。でも自分がマーリンだとばれてしまうと負けなので喋りすぎてはいけない。という辺りもすごくよくできている。
時間もかからないし、これは常備しておいて良いゲームですね。


以上、次回8月のミスボドも参加予定なので、みなさんよろしくお願いします。