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ボードゲーム会魔王の告知ブログです。

おうちボードゲーム会を開催しました(2013年5月25日開催)

 
わたしのおうちではなく、二十年来の友人のI君宅にて、I君、Tetsuo、わたしの三人でボードゲームを遊びました。以下、遊んだゲームを紹介(長文注意)。


 
ケルトタイル

ドイツゲーム大賞を取ったケルトの続編の一つで、本家とは違い数字の書かれた5色のタイルを使用するゲームです。やることはシンプルで、順番に袋からタイルを取り出し、手元に並べるかパスしてテーブル上に置くかを選ぶだけ(テーブル上にタイルがあるなら、袋から取り出す代わりにそっちを取ってもOK)。

ただし、タイルは色別に昇順か降順に並べる必要があり(1→4→6や9→8→5)、しかも色ごと3タイル以上取らなければマイナス点になってしまう!
1〜2枚しか取れないくらいなら、1枚も取らない方がましなので、闇雲にタイルを取るのではなく、選択と集中が重要なゲームです。

とりあえず最初は軽いやつからやってみよっかということで始めたのですが……

ある意味ケルトよりきつい(笑)。
本家と違って各色ごと数字のダブリがないため、場に出てるタイルの取り合いがかなり熾烈な感じに。もたもたしていると、欲しかったタイルが一瞬でなくなってしまいます。

さらに本家では例えカードが尽きてもクローバータイルを踏むことで点数を増やすことができたのですが、ケルトタイルのクローバータイルはあくまでタイルを再ドローするだけ。タイルの配置制限を無視できるわけではありません。気楽に遊べるゲームではあることは間違いないのですが、結構ガチなゲームなんじゃないかなと思ったり。


・サムライ

クニツィア繋がりで。



日本(のようなもの)を舞台にした陣取りゲーム。
バトルライン、ロスバンディット等、クニツィアさんはこのタイプのゲームを量産していますが、多人数でできるのはサムライのいいところですね。

今回初プレイのI君が「つらい! だってどこにおいても誰かの得になってしまうんじゃよ!」と叫んでいたのが印象的でした。ライナー・クニ辛。


・モンド

悩ましゲー二連発で少し疲れたので、コーヒーブレイクの後、ちょっと軽めのゲームをやろうということに。



(画像はamazonからの引用です)


動物もりだくさんなパッケージに、I君大喜び。
プレイヤーは神(?)になって、動物もりだくさんな惑星を作ります。7分で。

どういうことかと言うと、テーブルの中央にドカドカっと並べたタイルを持ってきて、手元のボードに配置していくのです。時間は専用のタイマーで計ります。時間がきたらジリジリジリっと結構大きい音が。カルカソンヌをスピード競争にしたような感じのゲームですな。

タイマーが「チッチッチッ」と時を刻む中、終始無言でタイルを配置する三人。
すぐに数少ない入り江タイルや、海洋生物の書かれた海タイルが便利だということに気づき、取り合いになったり。



完成図。

地味だけど面白いなと思ったのは得点計算。とりあえず動物が住んでさえいれば1点。地形がうまく完成していれば2点。逆に地形のつじつまがあってない場合は−1点。つじつまがあってなくても置いちゃって良いというのは適度にユルくて良いルールだと思います。あと、火山。火山が最も多いプレイヤーが火山の分マイナスをくらうと聞いて、ちょっとバランス悪そうだと思ったのですが、悩ましいことに火山タイルは得点を稼ぐのに便利なタイルが多いんですよ。「よし! これで地形が完成する!」「でもまた火山だ!」と悩みまくりでした。結果、大抵のラウンドでわたしが失点をくらっていたのですが(笑)。



点数計算の後でみんなが作った惑星を鑑賞するのも楽しく、ついつい2戦(6R)もやってしまいました。



・グレンモア


(画像はamazonからの引用です)

北欧の氏族を率いて村を発展させていく拡大再生産のゲームです。
結構前に買ったもののルールが結構複雑なため、なかなか遊ぶ機会がなく積みっ放しになっていたのを引っ張り出してきました。

メインボードに置かれたタイルを取って手元の村を発展させていくのですが、タイルを取れるのは常に“最後尾の人”。あんまり欲張って先のタイルを取ってしまうと、次の手番が回ってくるまで時間が掛かってしまうわけです。テーベとタイムトラックと、カード置き場を合体させてしまったようなボードですな。

取ってきたタイルは資源を獲得したり、資源を消費して勝利点を獲得したり色々な効果を生み出すのですが、面白いのは今取ってきたタイルだけでなく、その周囲のタイルの効果も再発動させることができるということ。牧場の近くに肉屋を置くだとか、麦畑の近くに醸造所を作るだとか、資源と勝利点のサイクルを意識した街造りが重要なのです。

序盤は持ち主のわたしを含め、ゲームの勘所がよくわかってないのでおそるおそる手近なタイルをゲットしていく(一応各資源の特徴はさらっと説明しましたが……わたし自身よくわかってナイ)。

わたしとTetsuoは肉屋を、I君はウィスキー職人を目指す模様。全員が適度に特殊タイルをゲットし、1ラウンド目ではほとんど差がつかず。しかし……2R目以降、ウイスキーを消費することで立てられる酒場が登場すると、I君がどんどん勝利点を積み上げていく流れに! わたしも3ラウンド目で出てくる強力な蚤の市で追跡しますが、2軒の酒場が建ち並ぶI君村の繁華街にはかなわず。I君、完勝。



特殊タイルと違って、特別な効果を持たないウイスキーですが、3人プレイで1人だけウイスキー醸造する(そして酒場を独占する)状況になると、独走してしまうようですね。プレイ人数によって結構セオリーが変わりそうで、まだまだ研究の余地がありそうです(ただ、細かいルールが多くてインストするのがちょっとしんどいのよね……)。


そのほか、栄光のピクトリア、禁断の島、くるねここいこいなどで遊びましたがレポートは省略。
やっぱりボードゲームは面白いですね。

来週はまた別の友人とボードゲーム会、再来週はミスボド!
しばらくボードゲームな日々が続きそうです(笑)。