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ボードゲーム会魔王の告知ブログです。

マスターズギルド試遊会行ってきました(2013年4月27日開催)

 
浜松市のTCGショップ・マスターズギルドで開催されたボードゲーム試遊会に参加してきました。

マスターズギルドの試遊会の特徴は何と言っても店長が参加すること(!)。
置いてあるゲームの復習も兼ねているとのことです。

以下、遊んだゲームの紹介。

 
・サムライカードゲーム

あのライナー・クニティア氏の傑作ボードゲームがカードゲームになって再登場!
元のボードゲームは箱がかなり大きかったけどこれはカードだからきっと……

小さくない! 箱、全然小さくないよ!
(大体カルカソンヌの箱ぐらいある。中のスカスカっぷりもカルカソンヌぐらい)

基本となるルールは本家と一緒。

  • 場に置かれた村カードの周りに手札を置いていき、影響力を比較
  • 村カードの周辺が埋まったとき、もっとも影響力の強いプレイヤーが対応する得点トークンをゲット

ユニークなのは

  • 異なる勢力同士が斜めに配置された時、直交する位置に新たな村カードが配置される

という村カードの配置ルール。

ボードと違って村の位置が固定でないため、アブストラクト成分は薄まっている。
また、自分で村カードのうち2辺を斜めに囲んでしまうと、直行する位置に村カードを配置できないのがすごくつらい! 
とは言えみすみす他人に点を取らせるような場所にカードを置く人はいないので、自分で置かないといけない……これがクニツィアジレンマというやつか!

もう一点変わってるのが得点計算の方法で、

  • 予選:三種類ある得点トークンそれぞれについて単独首位のプレイヤーが予選通過(二種類以上で単独首位のプレイヤーがいるなら即優勝)
  • 本戦:上記トークン以外の獲得トークンについて個数を比較

 
という二段構え仕様になっている。文章にするとなんだこりゃなんだけど、やってみるとなるほどという感じ。
獲得トークンは公開情報なので、1〜2個差で争ってるとすごく焦る!



実際のゲームは緑の国の方がダントツでコマを獲得するのを他のプレイヤーが追いかけるという展開でしたが、わたしと店長が緑の人の即優勝を阻止しようと頑張った結果、何故か(笑)Tetsuoが優勝するという展開。

カードゲームということもあり、初めはそこまで期待していなかったのだけど、これは面白い。
というかカードゲームのくせして面積取りすぎ、悩ましすぎw

 
・ビール侯爵

鬼才フリーゼさんが作ったビールが飲みたくなるゲーム。
ゲームの概要は以下の通り。

  • 個人ボード上の畑から取れる原料をビール醸造所に販売してお金を儲ける
  • 儲けたお金でより効率の良い畑や、ゲームを有利に進める建物を建造する
  • しかし! 最終的には個人ボードの土地全てに宮殿を建てたプレイヤーが勝者となる!

 
序盤は拡大再生産のゲームなんだけど、どこかで生産力を下げて宮殿建築に走らなければいけないところはちょっとドミニオンぽいかも。
また、あんまり生産しすぎると手番順で不利になったり、相場で痛い目にあったりするあたりはいかにもフリーゼさんらしい(そしてやっぱり拡大再生産に夢中になりすぎて、宮殿建設レースで出遅れるわたし)。

電力会社よりも取っつきやすかったので、わたしはこちらの方が好きだけど世間には電力会社の方が評価高いんだろうなあ。

一緒に遊んでくれた店長さんも、インストしてくれた常連さんもたいへん親切で、終始和やかな雰囲気でゲームを楽しむことができました。
今後も毎月試遊会を開催されるとのことなので、機会を見つけて行ってみようと思います。