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ボードゲーム会魔王の告知ブログです。

第6回静岡県中部ボードゲーム会『魔王』を開催しました

運営に協力してくれた皆様、参加してくれた皆様、どうもありがとうございました。
なお、次回は9月26日(土)開催予定です(後日正式にアナウンスします)。


●開催日時
平成27年7月25日(土)13:00〜20:30

13:00 開場・準備
13:15 開会・受付開始
20:15 片付け開始
20:30 閉会

●会場
藤枝市生涯学習センター1F 第2会議室
藤枝市茶町1−5−5

●参加者(敬称略)

  1. 上々!(^^)上々!
  2. しゅだっち
  3. きり
  4. かいちょ〜(@motokaicho)
  5. きつ川
  6. いっしー
  7. こん
  8. ゆう
  9. しゅー
  10. MANAMI
  11. Kimura
  12. やんまぁ(yama_etsu_jpn)
  13. (ぇみちゃん ತಎತ) (‏@e_39)
  14. 若狭屋 真夏(@wakasayamax)
  15. いいとも(@etomo_omotii )
  16. かい
  17. Tetsuo(てつお♀)(@TetsuoSara)
  18. mikio(主催者)(@mikio_at_ikarum)


●雑感
第6回は18名が参加し、盛況のうちに終了しました。
今回は村の人生、ツォルキンといった二時間級のゲームを遊ぶ卓と、インディゴや5本のきゅうりといった軽いゲームを遊ぶ卓にくっきりわかれたな、という印象でした。まぁツォルキン遊んだらあんまり時間なくなりますよね(笑)。

また、コルトエクスプレスの卓を立ててくれたかいちょーさん(@うなぎボードゲーム会)や、お邪魔もの卓を立ててくれたえみちゃんさん(@ボードゲーム会ニケ)、テレストレーションの卓を立ててくれたやんまぁさ(@ふわふわボードゲーム会)など、他のゲーム会の主催者さんが積極的に協力してくれたのもありがたかったです。そして今回も遠方から来ていただいたしゅだっちさんが、素敵な彩色済みボードゲームを披露してくれました。

初心者の方に「ちょっと難しかったです」との感想もいただいたので、もう少しわかりやすいゲームも持って行かないとかな? というのは主催者的な課題ですね。何にしても、参加されたみなさんお疲れ様&ありがとうございました。


ボードゲーム置き場の様子

今回も多くの方にボードゲームを持ち込んでいただきました。


●お土産の紹介

若狭谷真夏さんから暑中見舞いのスイカをいただきました。すごく……大きいです。ありがとうございました。

●遊ばれたゲームの紹介

村の人生

2012年のドイツ年間ゲーム大賞・エキスパート部門受賞作品。
プレイヤーは中世の村の一族となって、一族の名声を高めていきます。
アクション実行時に獲得できるキューブと「仕事場」で獲得できるアイテムタイルを「旅」「市場」「議会」「教会」等で勝利点に変換していくのが基本的な流れですが、特筆すべきは一族コマに寿命があるということ。一族コマを盤上に置くことから、ワーカープレースメント系ゲームとして紹介されることもしばしばですが、大抵のアクションは複数回行えるので「排他的に特定のアクションを行う」という感じはあまりありません。ただ、死亡した一族コマは「排他的に特定の墓地に埋葬される」ので、墓地プレースメントとはいえるかも。墓地プレースメントとは。

初回は結構ふわっとしたつかみ所のないゲームとも言われますが、直接的な妨害はしにくくて遊びやすくはあるので難しめのゲームの入り口としてなかなか良い感じです。雰囲気も良いですしね。


ドラコン

最近日本語版が発売されたドラコン。

愚かにも竜の棲むダンジョンに進入を試みた冒険者たちは、竜に敗北しとらわれの身となってしまった!
脱出の条件は誰よりも先に10Gを集めること!
うーん、このゲームを作った方は知りませんが絶対ダンジョンクエスト好きですよね。

しゅだっちさんによる豪華塗装版のドラゴンがともかくかっこいいですね。
眼福眼福。

勝手にしやがれ

国内のボードゲーム製作サークル・賽宴さんの協力型ゲーム。
表裏別のマークが描かれた積み木をペンギンパーティーのようにピラミッド状に配置していきます。
わりとさっくり遊べるので、ここのところ時間調整に重宝しています。夫婦やカップルで遊ぶのも楽しいと思いますよ。


キャッスルクラッシュ

ガシャーン、ボガーン。


カルカソンヌ(2人戦)

8月15日に開催されるカルカソンヌ大会に出場する某氏が練習相手を募集していたので、わたしが挑戦。
序盤、城タイルをひけたわたしが調子にのってコマを置いていくのをきっちり妨害して、復帰できなくする某氏。
一旦コマの残数に差が開くと、草原争奪戦で不利になってしまうのが苦しいですね。
これ以上復帰可能なコマを減らされたら負ける! と思い、周辺タイルを自分から埋めて、確実にアガれる形を作ります。
これをやると当然アガリの形が減るので、復帰できる確率自体は下がるのですが、それでも0%にされるよりはマシです。
この作戦にツキがあったようで、修道院・L型城を完成させ、草原戦でも互角に。
終わってみれば、序盤におさえた小城の点数が効き、103対100でわたしの勝利! わっはっは。
今回はわたしが先手だったので、そのおかげで勝たせてもらったようなものかも。
某氏はカウンティングもばっちりだと言うし、本番に強いタイプだからきっと大丈夫ですよ! 本選での健闘を祈る!


賽は投げられた



ユリウス・カエサルの有名な台詞をタイトルとしたローマ帝国を題材にしたゲーム。
タイトルどおりたくさんのダイスを振ります。
そして、ストレートやスリーカードなどの役を作ってボードに置いていきます。
役にならなかったダイスは公衆便所行き(笑)。
昨今流行りのダイスプレースメントの先鞭となったゲームなのでしょうか。
ローマ人の物語大好きマンなので一度遊んでみたいですね。




インディゴ



クニツィアさんによる軽めのタイル配置ゲーム。
箱をあけてタイルをじゃらっと取り出しただけで何となくどういうゲームかわかるのが良いですね。
プレイ人数は2人から4人ですが、3人がベストだと思います。


チーキーモンキー



こちらもクニツィアさん。
サルのぬいぐるみの中に入っているチップを引くだけのゲームなのですがこれがなかなかおもしろいのです。


ゾフィンズー★今回のオススメ



食物連鎖をテーマにした軽めのカードゲーム。
ベースは大富豪。ただし! 食物連鎖なので「蚊<ネズミ<キツネ<シロクマ<シャチ」とあっても、シロクマが直接蚊を食べることはできません。
したがって大富豪は革命が起きない限り、弱いカードはずっと弱く、強いカードはずっと強いのですが、ゾフィンズーでは食物連鎖の頂点に立っていても、直接捕食できるカードが場に出てこなければどうにもならないというのがイイですね。手札が減る度に、場にカードを出せる条件がぐっと狭くなるので接戦になりやすいのも○。これ、めっちゃ面白いですよ。


ディクシット



わたし大好きディクシット。
今回は最大の6人プレイ。「破滅」とか「ガシャーン」とか物騒なお題が多かった気がします(笑)。


STREAMS



すごろく屋さんが作った確率計算要素のあるビンゴ。
カードをめくって出てきた数字を書くところまではとってもビンゴ。しかし!
横並びになったマスのどこにでも自由に数字を書くことができるのです。
基本的に、数字を昇順に繋がれば繋げるほど点数が増えていくので、それを踏まえて「うーん、どこに書こう」と悩むわけです。
軽く遊べる良ゲーですね。


コルトエキスプレス



今年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作をかいちょーさんに持ってきていただきました。
やはり、素晴らしいコンポーネントですね。
プレイヤーは列車強盗となってどんぱちやったり宝石を強奪したりして、勝利点を稼いでいきます。
アクションカードを順番に出していき、後で公開&解決するというのはマンマミーヤを彷彿とさせますね。
かなり盛り上がっているようでした。


お邪魔もの



静岡市で最近発足したボードゲーム会・ニケの主催者、えみちゃんさんに持ってきていただきました。
ドワーフとなってみんなで金鉱を掘っていくゲームですが、なかにサポタージュする悪いドワーフがいて……という正体隠匿系ゲームの金字塔です。
良いドワーフ同士が完璧に協力してると悪いドワーフが勝つのは困難ですが、良いドワーフにも利害関係があるので(自分か自分の少し前の手番の人がアガりだと嬉しい)、そこが狙い目です。


ハイテンション利休

写真は取り忘れ。はげたかのえじきの系譜ともいうべきカードゲーム。
なんと、点数がなるべく低くした人がゲームの勝利者となります。
ただし、利休のテンションを下回ってしまうと、詫び寂びの理解者となって勝ち負けの世界からは身を引かなければいけません。ちょっと何を言っているのかよくわかりませんね。

要は利休のテンションと同値か、ほんの少し上回るあたりを目指すゲームなのですが、これがなかなか難しい。一等茶器で一気にテンションが振り切れる利休、誰からも茶器が献上されず沈黙する利休など、状況によってテンションにかなり幅があるからです。なんだこの俗っぽい文化人。

ゲームとしては4ラウンドにわたってカードを出すだけなのですが、うん、これはなかなかのお点前ですね。


ツォルキン★今回のオススメ



巨大な歯車のコンポーネントが目を引く重量級ボードゲーム
いわゆるワーカープレスメント系のゲームで、食料をやりくりしながら信仰や技術のレベルを高め、遺跡や建物などを建てていくことで勝利点を獲得していきます。

ひとつひとつのルールは複雑で、インストだけでも三十分以上かかるほどでしたが、手番でできることは簡単。歯車の上のスペースにコマを好きなだけ置くか、歯車の上のスペースから好きなだけ取るか。それだけです。
歯車は1ラウンドに1段階だけ時計回りに進みます。歯車の上のスペースに自分のコマを置き続けることでより強力なアクションを実行できます。この「貯めれば貯めるほど効果アップ」という仕組みが歯車で表現されているのがまず楽しい。

そして一手番で「コマを置く」「コマを取る(そしてアクションを実行する)」のどちらかしかできないというのがまた楽しい。効率よく立ち回るためにはなるべく多くのコマを同時に取ることが重要ですが、これが他のプレイヤーとのかねあいもあってなかなか難しいのです。

運要素は少ないという話でしたが、初期資源と遺跡・建物がランダムなため、毎回同じ展開にはなりにくそうです。インスト三十分、プレイに三時間かかりましたが、抜群に面白いゲームだったので、今後も布教していきたいですね。


モルゲンランドカードゲーム



千夜一夜物語風の世界を舞台に、いくつかのフィールドで競りを行います。
プレイヤーは1〜5までのカードを竜のダンジョン、魔法屋、宮殿に裏向きにセットし、全員がセットしたところで公開。数字が大きいプレイヤーから優先してアクションを行うとのこと。竜のダンジョンで財宝をゲットし、宮殿で勝利点に変換する。魔法屋ではゲームの進行を有利にする特殊カードを入手できるという感じ。

ゲームに参加したTetsuoからルールを聞いた瞬間に「これはおもしろそう!」と思いましたが、参加者の評価も上々だった模様。個人的にはボードゲーム版を遊んでみたいのですが、カードゲームともども入手難のようですね……。


テレストレーション



今回はやんまぁさんにインストしていただきました。


スタンプス



久々にクニツィアの傑作競ゲーが遊ばれました。
かいちょーさんの提案により、今回はインディゴとサムライからもってきた衝立付きでプレイ。かいさんが60000円越えでトップを取ったとか。

5本のきゅうり



わたし大好きな勢い重視のトリックテイク。
カードに描いてあるきゅうりがやたら苦そうです。


ラブレター

こちらも気楽に遊べるカードゲーム。
衛兵で正体を見破るのが楽しいです。

宝石の煌き



セットコレクション系の傑作。
チップの重量感も魅力的なのです。


以上のゲームが遊ばれました。